ピアノ講師。
不器用であることにコンプレックスがあり、自分に自信を持てずに生きてきたが、2019年がんを授かり、自分が生かされていること、常に助けを与えられている事に気づく。 「何があってもどんなことが起こっても大丈夫」 「全ては必然必要ベスト」 を信じて、自分の土台を少しずつ少しずつ改革中。
親子関係も、人間関係も、日々の暮らしもうまくいかなくて…
私のもともとの考え方の土台が「私はダメな人間」なんだというものでした。
「私のようなダメな人間がしあわせになっていいはずがない…」
毎日を不安・恐怖・悲しみの中に暮らしていました。
そこで、がんが見つかりました。ステージ3Bの進行がんです。
「やはり、私はしあわせになっちゃいけないからがんになったんだんだな…」と思うと同時に「まさか私ががんになるなんて…」という2つの思いを持っておりました。
はじめて、がんセンターに足をはこんだ時に、待合室で多くの患者さんを見た時に
「私がまさかがんになるなんて」って思ってきたけど、ここにいらっしゃる方も同じように思って今に至っているのだなぁと思いました。
そのときにふと、「がんが消えなくてもいい、共存しながらでもいいから、与えられた命を全うしたい」という思いが湧いてきました。
そう思いながら生きているうちに、いろいろなものにたどり着くことができました。
様々な出会いが、今の私を支えてくれております。
今まで「こうなったらどうしよう」と「怖れ」ばかりで生きておりましたが、
「喜び」を基準に考えることを知り、物事の選択や、生き方がラクになりました。
そうして過ごしていると、喜びや幸せが、波のように押し寄せてくるようになりました。
このことを気付かせるために
私はがんを与えられたんだなぁと思いました。
手術の痛みや、抗がん剤の副作用など、一見つらいことのように見えることも
これは、私がしあわせになるために必要なことを与えられたんだなあと思っています。
『信じてゆだねて身を任せる
すべてのできごとは必然であり、必要であり、ベストなことである』
『何があってもどんなことがあっても私たちは大丈夫』
この言葉を胸に、今、前に進んでいます。
そして、私は、笑って歌いながら
『大丈夫だよ』を伝えていきたいと思っております。
そんなKAYOの空間。
『歌いながら前へ』
ご一緒できたら。